ニューヨークで。
Amebaでブログを始めよう!

ニューヨークという街に。

ニューヨークという街に、実は私はまだ行ったことがありません。

それなのにこんなブログをはじめてしまってどうすればいいんでしょう。

きっかけは高校生のとき。
その頃に出会ったあるジャーナリストのエッセイの1フレーズが私と一冊の本をつなぎ、
ここにこんなブログを作るきっかけになったのでした。

そのジャーナリストは千葉敦子さんという方です。

その方のエッセイについては別のブログに書いているのでそちらをみていただければ、と思いますが(トラックバックしてます)彼女の書いた「ニューヨークの24時間」という本が目についてこのブログを作ってみました。

46歳という若さでこの世をさった千葉さんが愛してやまなかったニューヨーク。
行ったこともないのにこんなことをいうのもおかしい気がしますが、ニューヨークという街にとても魅かれている自分がいます。
そんなニューヨークをめぐる温かいお話を綴ってくれる方、ぜひコメントをお寄せください。
待っています☆

ニューヨーク~彼女の視線の先にあるもの~

■第1話

「ニューヨークでいってみたい場所があるのよ。」

彼女にそういわれたとき僕は「いいんじゃない、どこでも」なんて、雑誌に視線を落としたままページを繰る手を止めずに軽く返事をしていた。

何の疑念も抱かず、むしろ無関心だと責められてもいいような曖昧な態度で。
それでも僕と彼女の間ではそれはごく自然な空気感だったし、日常的なことだったと思う。
少なくとも僕はそう思っていた。

もしあの時、彼女の真剣な眼差しを少しでも見つめ返していたのなら、そう軽軽しく返事は出来なかったのだろし、彼女の笑顔を失うことにもならなかったのかも知れない。

1ヶ月後・・・。
あの時の誘い文句が、彼女の一大決心の現れだとは気付かないまま、僕は小旅行気分で飛行機のタラップを駆け下りていた。

今思うと、彼女の様子はすこしだけ違っていたのかもしれない。
それでもそのときにはいつもと変わらない様子でぼくの隣にいてくれる彼女にすっかり安心しきっていた僕だった。

■第2話
「ねぇ。私の話、聞いているの?」

目の前の彼女に言われて、僕ははっとした。
「あなたって、いつもそうよね。私の話なんてぜんぜんうわのそら。新聞から視線も上げないし。わたしなんて目の前にいなくてもいいくらいじゃない」

そういって彼女の目からはぽろぽろ涙がこぼれ始めた。

「ごめん、ちゃんと聞いてるよ。この前友達と温泉にいってとまった旅館、すごくよかったんだ、それで・・・?」

相槌をうちながら話を聞いていると、彼女の顔はどんどん笑顔になっていく。

(こんな風に少し相槌をうつだけでこんなに幸せそうな顔をするんだなぁ。あの頃はあいつがなにも言わないのをいいことに、あいつの顔をみて話を聞いていたことなんてあっただろうか・・・)










9月11日を思って

今回、9月11日を題材にしてブログを書き始めたことにあたり、
自分の思ったこと、感じたことを書いておきたいと思います。

このような形で取り上げたことについて、さまざまな印象を持たれる
方がいるかもしれませんが、決して面白半分やひやかしで取り上げた
わけではないということをお伝えしておきたいと思います。

事件当時、現地に友人知人がいたわけではない私にとってもあの事件は心のおくのほうで
何かがずっしりと重くのしかかってくるような、それでいて足元からなにかが崩れていくようないいようのない、不安感と焦燥感だけが残った事件だったように記憶しています。
それだけにご家族やご友人をなくされてしまった方の気持ちを考えると言葉もありません。

今回このような形でテーマのひとつとして取り上げてみましたが、実際事件について正確な情報をどこまで知っているのか、という点を考えなおしてみると、あやふやな点も多く、そのような状態でテーマとして取り上げてよいものか・・・と考えこんでしまいました。

今もやっぱり答えは出ていません。

自分で作ってはみたものの、書けないかもしれないな、というのが今の正直な気持ちです。


もしこのテーマで文章を書いてくださる方がいるならば、この日にこめられたたくさんの方々の気持ちを大切にした文章を書いてもらえればなぁと思います。

みなさまのやさしい気持ちがひとつの輪になっていくことを願って、このブログを続けてくことができればなぁと思っています。

あの日を忘れない(NYの運命を変えた日)

■第1話

ニューヨークで働いているたくさんの人たちの運命を変えてしまったあの日。
その日は遠い東京にいた私にとっても人生を大きく変える1日になってしまった。

普段どおりの変化のない1日を今日も迎えるのかと、まだ始まったばかりの9月11日をあたかも既に終えたかのように憂鬱な面持ちでベッドから起き上がり、数年前から習慣化してしまった朝刊の一面を見るために、玄関の新聞受けへと自然と体が反応する。

朝は静かに始まっていた。

『再会』ニューヨークのお話、作りませんか?

■第1話
ニューヨークで、同じ時間を共有していた彼に3年ぶりに渋谷の交差点で再会したとき、私は息が止まるくらい驚いた。
いつも嗅いでいたあの独特の匂いがした。それは紛れもなく彼の匂い。あの、なんとも言いようがない野性味を帯びた、でもどこか甘いような・・。

彼は3年前と変わらない笑顔で私に「やあ」と言った。
私はきっとひどい顔をしていたと思う。
しばらく立ちつくしていると、彼がぐっと私の腕を掴んで引っ張った。
「何?!」

そのとき、私は信号が赤になっていることにも気が付かなかったのだ。

「相変わらずぼんやりしてるんだな」

見上げた彼の横顔も声もあの頃のままだ。
記憶が一瞬にしてNYに戻っていた。
ここはグランドセントラル駅のそばなの・・・?

ライター募集中&NY通の方大募集

こんな冒頭部分の続きを書いてくださる方がいたらコメント欄に4行くらいで続きをお寄せくださいませ。
いろんな人が綴った4行リレーでどんなお話ができるか行く末をみてみたいので・・・。

冒頭は次の3つです。どの文章の続きかわかるようにコメントしていただけるとうれしいです。
みんなで素敵なお話が作れるとうれしいなぁ・・・

基本的にコメントに書いていただいた文章をそのまま載せていきます。
つながり等の関係で多少修正する場合があるかもしれませんがそこはご容赦くださいませ。

すべて「ニューヨークで」で始まる文章にしてみました。

タイトルはすべて仮題です。なにかよいアイデアのある方、お寄せくださいませ。
タイトルだけの提案も大歓迎です!

各ストーリーとも10話完結にしたいと思います。
ここで切りたいっていうときはそう主張してくださってOKなのでコメントに書いてくださいね。

※すべてストーリーが始まりました☆
 すてきな文章力をお持ちの方はもちろんちょっと暇だから考えてみた!っていうかたも
 よかったらなにか書き込んでみてくださいね。
 特にニューヨークのことをよくご存知の方の書き込み、アドバイスは大歓迎です。

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<ニューヨークで1>
ニューヨークで、同じ時間を共有していた彼に3年ぶりに渋谷の交差点で再会したとき、私は息が止まるくらい驚いた。

→こちらはすでに進行中です。「ニューヨークで1」のブログをみて続きを書いてくださいね。
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<ニューヨークで2>
「ニューヨークで行ってみたい場所があるのよ」彼女にそういわれたとき、僕は

→こちらも進行しはじめました。「ニューヨークで2」のブログをみて続きを考えてみてくださいね!
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<ニューヨークで3>
ニューヨークで働いているたくさんの人たちの運命を変えてしまったあの日。
その日は遠い東京にいた私にとっても人生を大きく変える1日になってしまった。

→こちらも進行し始めました。「ニューヨークで3」のブログを見て続きを書いてくださいね。
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